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主にエジプトやインドの職人の手仕事品を現地で1つ1つ選び日本に紹介しているNeferGalleryオーナー金田理恵さん。エジプトやインドで経験したことや魅せられたきっかけなどお伺いさせていただきました。

まず、金田さんとエジプト・インドのつながりを教えていただけますか。

どちらも主人の仕事の関係で駐在していた場所です。
エジプトでは全くの異文化で暮らすという経験をして、生活の様々な点でショックがありましたが、その反面で日本は欧米諸国の影響が大きかったんだなということも実感しました。
オスマントルコ時代の名残をとどめる美しい町並みや、そこに受け継がれた伝統文化にふれてだんだんとはまっていきました。

各国の手仕事品を日本に紹介しようと思ったきっかけは?

エジプトにはおみやげ品くらいしか作らない職人が多い一方で、すごく精巧で素晴らしいものを作る腕の良い職人もたくさんいることを知りました。そしてインドでは、同じようにイスラム文化の影響を受けた伝統工芸が残っていて、それが中東から渡り、少し異文化が混ざりながら、やがて日本にも流れていった。そういったことを肌で感じるうちにエジプトとインド、そして日本も繋がっているんじゃないか、と思うようになり、1つのルーツみたいなものを探ってみたくなったんです。現地にはまだまだ日本にない素晴らしいものが沢山あるので、それを少しでも日本に紹介していきたいと思っています。

職人さんたちとの出会いについて教えて下さい。

すでに日本にあるものはやめようと思い、インドでは日本人が行かないような工房を訪ねました。そうしたら刺繍やスパンコールなどを施す最高に腕の良い職人と出逢うことができました。
エジプトでは腕の良い職人を見つけるということよりも、腕の良い職人になってもらいたい、
という思いが強いのでそのための支援を続けています。
インドは既に完成されたものが沢山あるので、その中からいかに良いものを見つけ出すのか、
ということが課題です。

このエジプトの伝統的な窓も素敵ですね。

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これはマシュラべーヤといって伝統的なアラビア建築の木格子の窓のことなのですが、不思議とこれを見ていると、日本の古民家にこんな玉すだれがかかっていたとか、こういう屏風もあったよね…と昔の日本を連想させられ懐かしい気持ちになるのです。
日本の民芸と一緒の『用の美』で、最初は人々の生活や文化があり、そこに必要な物だった。長い歴史の中で美しく改良されていったものですね。

このマシュラべーヤについては、これからもっと多くの人に見てほしいと思っています。その理由のひとつに、マシュラべーヤが発展したその裏で、女性が家から出られない文化もあったという部分にも注目しています。負の部分もある一方、だからこそ内側が美しい装飾品が生まれていったのです。ひとつの側面からだけではなく、いろいろな面から世界を見ると考えが広がっていくのではないかと思います。やはりこの窓は、そういうことを訴えているような気がしています。

エジプトでのマライカとの出会いは?

エジプトはお店がほんとうに少ないんです。ある日、自宅周辺を散歩していたら偶然素敵なギャラリーに出会いました。オープンして間もなかった様子で、そこに入った途端「わぁ、私が欲しかったものが全てある!」と感激しました。その時に見つけたマライカのシーツセットです。とても綺麗にベットメイクされていて、レバノンのシルバーの器が美しくディスプレイされていて、ここのオーナーはなんてセンスが良いんだろうと思いました。こんなギャラリーを日本でやりたい、そう思えたのはここのオーナーとの出会いがきっかけでした。マライカをはじめいくつかのブランドはこのオーナーの紹介によるものなのです。工場にも行き、それぞれのブランドのオーナーとも会って交渉もしました。今年で6年目になりますが、販売網を広げて定期的に仕入れられるように地道に活動を続けています。

エジプト綿が最高品質と言われているのはそもそも採れる綿の質が優れているのですか?

綿自体も上質ですけど織り方が特別です。マライカのシーツが何故高級綿と言われているのかというと、それはスレッド(1cm四方にどれだけの糸が使われているか)で決まるんです。織りが細かければ細かいほど上質の綿とされ、ざっくりと織り込まれているものもやわらかくて気持ち良いのですが、シーツのような場合はより細い糸で織り上げていかなければならないのでより技術が必要になります。

マライカには何人くらいのスタッフがいるのですか?

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まず刺繍する部屋には15人以上。見習いも20人程います。縫製は10名くらいいます。あとは検品・ミシンにそれぞれ数名。結構大きい工場ですよ。
感心したのは、作業が終わると下から照明が当たる大きいテーブルに商品を敷いて検品するところ。汚れがないか、針が残っていないか全部チェックする。日本では当たり前ですが、エジプトでそこまで徹底されているところは多くありません。この工程を見て、ここは信頼できるブランドだと思いました。エジプトはホコリが多い国なので、シーツのような白いものはとっても気を遣わないといけないんです。ちょっとどこかに触っただけで手が黒くなってしまう。その中であれだけ白い状態が保たれて日本に送られてきているというのが本当に素晴らしいと思い、安心して仕入れることが出来ています。

今回は新たにご紹介いただいたのがこのインドのブロックプリントのバッグ。
インドの伝統的なブロックプリントはどのような工程で作られているのですか?

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白い生地にベージュ色のプリントをします。その上にお花の柄を押していくのですが、葉っぱにお花、そしてその中の部分と、色が違う部分にはそれぞれ別の版木があり重ねて押していきます。

気が遠くなる作業ですね・・・

そうですね。色が多ければ多いほどブロックプリントというのは工程が多くなり、価値も上がります。昔は日本でも多く作られていたそうです。江戸小紋等は同じような手法で染められています、今ではすっかりどこの国も機械プリントが主流になりました。私も現地で型を彫る所を見学し、プリントも実際に体験したのですが作業の大変さはもちろん、ずれることなく押していく技術はホント職人技!と感動しました。

これはインドの伝統工芸になるのですか?

そうですね。インドでは日々の暮らしの中で今でも受け継がれているので、日本の伝統工芸のイメージとは少し違うかもしれません。日本にも入ってきているハンドプリントは、それを作った職人の腕によって質の面でもデザインの面でもいろいろなものがあります。今回仕入れたバッグは最高腕の良い職人の品物ですし、リバーシブルになっていて、両面ブロックプリントがされているのでとっても贅沢です。これはコットンに押していますがシルクに押すとサリーになったりします。更にインドには刺繍の文化もあるのでとても奥が深いですね。

職人の支援について教えてください。

職人たちの支援は、私が出会って魅せられたものばかりなのでずっと続けていきたいと思っています。その背後にその国が抱えている個々の問題があって、特にエジプトは貧困の度合いが高く、なるべく収益をそういった問題解決に還元できたらと思っています。
インドでもエジプトでも子供たちがしっかりとした教育を受けられるようになれば、貧困といった問題も少しずつ解決していくのではないかと思っています。私は教育者ではないですが、だからこそ、その分野で頑張っている方を支援していきたいと思っています。私の役目は、そういった人たちの存在を伝えていくことかなとも思っています。

それが職人さんの作品を日本で紹介していくということですね。

はい。ソーシャルビジネスという、仕事をして収益を社会的奉仕に変えていくという働き方が大分浸透はしてきています。私一人の力は限られていますが、草の根的でも続けていくことでより多くの人に活動を知っていただけると思っています。



インタビューを終えて・・・

金田さんは毎年ご自身の活動の成果を支援に協力いただいた方に向けて報告されています。
小さな支援ですが少しでも長く続ける為に自分自身が納得出来るものを選ぶ、これが何よりの条件。Nefer Galleryと森から海への共通点はそこにあるような気がしました。
今回金田さんの働きかけを通して様々な背景を知り、1つ1つのモノに対する愛着もより感じることができました。少しでも支援の力になれたら嬉しいという気持ちと、何よりもエジプトのマライカ商品の丁寧な刺繍と肌触りの気持よさ、インドのブロックプリントバッグの素敵なデザインと使いやすさが単純に私達のココロをワクワクさせてくれます。
そんなモノたちにこれからも出会いつづけていきたいと思いました。

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